【初級~中級向け】英語リスニング勉強法オーバーラッピングってナニ?

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はじめに

この記事はこんな方におすすめ
・リスニング初級~中級の方

・シャドーイングを試したけど難しかった方

・リピーティングは少し簡単だと感じた方

・TOEICリスニングで250~300点を目指している方

・スピーキング、リスニング、リーディングを全部まとめて学習したい方

こんにちは、アメリカのVR英会話レッスンスタートアップ「イマース(immerse)」が運営する英語学習メディア「イマースラボ」で英語を研究している研究員の「KOJI」です。

今回も英語のリスニング能力を向上させるための勉強法のひとつ、「オーバーラッピング」をご紹介します。

以前英語リスニング初心者の方のために「リピーティング」について、記事にまとめています。

リスニング初心者のための「リピーティング」を知りたい方はこちらから⇩

英語リスニング勉強法リピーティングのトップ画像 【超初心者向け】英語リスニング勉強法リピーティングってナニ?

「オーバーラッピング」と「リピーティングは」いくつか重複する内容があります。

しかし重複する内容こそ効果の出る重要なポイントですので、おさらいしておきますね!

今回の記事で説明するオーバーラッピングはリピーティングの次のステップだと思ってください。

さて、そんなリピーティングの学習法を要約すると「耳で聞いた音声を、スクリプトを見ずに、そのまま繰り返す」という作業でした。

今回のオーバーラッピングでは、「流れてくる英語の音声とほぼ同時に、スクリプトを見ながら発音する」という作業を行います。

「え、それってシャドーイングと何が違うの?」

と思った方、いると思います。

一見すると似たような作業を行っているように聞こえますが、実は結構違いがあるんです!

そこでまずはオーバーラッピングとシャドーイングとの違いを説明します。

オーバーラッピング:スクリプトを見ながら英語音声と同じタイミングで発音する

シャドーイング: スクリプトを見ずに英語音声に少し遅れて発音する

このように、スクリプトを見られることと、発音するタイミングがシャドーイングとの違った部分です。

勘の鋭い方はもうお分かり方思いますが、シャドーイングは、ある一定のレベルのリスニング能力まで達している人でなければ難しい学習法で、いわば上級者向けです。

オーバーラッピングではスクリプトを目で見ながらそれを音声に合わせて発音するので、シャドーイングに比べると難易度は少し易しくなります。

ですが、ネイティブスピーカーの話す音声と同時に発音するので、音声を聞いてから一呼吸おけるリピーティングよりは難しくなります。

みなさんの中には、洋楽を歌うのが好きだ!という方がいるんじゃないでしょうか。

僕も洋楽を聞いて、歌いたいなぁと思う曲の歌詞をネット調べて、カラオケみたいに歌詞を見ながら歌うことがよくあります。

実は、この歌詞を見ながら歌う行為は非常にオーバーラッピングで行う作業と似ていて、個人的にいい勉強法だなと思いました。

今回の記事ではそんなオーバーラッピングの手順や効果、注意点や使えそうな教材まで一気にご紹介します。

この記事を通して僕と一緒にリスニング力に磨きをかけていきましょう!

【英語リスニング力をつける勉強法①】オーバーラッピングとは?

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Image by David Schwarzenberg from Pixabay

先ほども説明しましたが、オーバーラッピングを一言で説明すると、

流れてくる英語の音声とほぼ同時に、スクリプトを見ながら発音する勉強法」です。

そもそも“overlap” は日本語で「重なる、重ね合わせる」といった意味の動詞です。

音声を聞きながら発音することで、インプットとアウトプットを同時にできるので、リスニングにもスピーキングにも効果的です。

さらにネイティブスピーカーの声に自分の声を重ねるようについていくことが出来るようになれば、リスニングとスピーキングともにグンッと成長すること間違いなしです!

オーバーラッピングに取り組む際に、「音声と同じスピード、発音、イントネーション、アクセント、そして感情の入れ方で発音すること」がとても重要です。

これもまたリピーティングと同じなんですが、これを意識するのとしないので、効果にとても大きな差がでます!

せっかくやるなら効果を最大限に引き伸ばす方法で取り組んだ方が、効率が良いですよね!

【英語リスニング力をつける勉強法②】オーバーラッピングの方法

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Image by StockSnap from Pixabay

先程から説明している通り、オーバーラッピングとは「スクリプトを見ながら、流れた音声と同時に発音する勉強法」です。

 それでは、オーバーラッピングの手順をステップ別に説明していきます

STEP.1
教材選び
TOEICや英検の問題集、参考書や、映画や海外ドラマでも構わないので、自分のレベルに合った、ネイティブスピーカーの音声&スクリプト付きの教材を見つけましょう。
「文章の大部分は理解できる」「わからない単語や表現も少しある」程度のものが教材として適切です。
おすすめの教材は後程まとめてご紹介します!
STEP.2
始める前にスクリプトに目を通す
オーバーラッピングはリスニングとスピーキングを同時に行うことで、両方の能力を向上させるための勉強法ですが、スクリプトに目を通さずにいきなり始めることはオススメしません。
音声は何度聞いてれば、耳が慣れてきて聞こえるようになってきます。ですが、聞こえたからと言ってその分の内容をきっちり理解していないと、それは脳に記憶されたとは言えないからです。
STEP.3
オーバーラッピング実践
事前にスクリプトに目を通したら実践に移りましょう!
1つのセンテンスにつき長くても10秒程度再生し、それに合わせてスクリプトを読みながら発音してください。
何度も言いますが、「音声と同じスピード、発音、イントネーション、アクセント、そして感情の入れ方で発音すること」を意識することが重要です。
会話相手を想定しながら取り組むと効果UPすること間違いなしです!
STEP.4
反復練習
オーバーラッピングする時は、同じ文章を少なくとも10~20回は声に出して練習します。
英文が耳で聞こえるようになるのはそんなに時間がかからないですが、口や声帯が発音やイントネーションを記憶するのには大体10~20回必要だと言われているからです。

何度も何度も繰り返して、頭と体で記憶した英文は、自分のものになります。

すると、いざリスニングの問題で出てきたり、会話で使おうとしたりする時に、すらすら出てくるようになるんです!

10~20回といっても10秒程度の英文なので、1つの英文につき3分程度で終わりますよね。

Hard work always pays off.

(日本語訳)努力は必ず報われる。

1日5英文からでも毎日コツコツ続けてみましょう!

【英語リスニング力をつける勉強法③】オーバーラッピングの効果

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Image by Pexels from Pixabay

リスニング能力UP

オーバーラッピングでは、ネイティブスピーカーの発音を聞きながら、自分でも発音し、自分の発音がネイティブスピーカーの発音に近づくまで何度も繰り返します。つまり耳が完全にネイティブスピーカーの発音になれた時に、自分の発音がネイティブスピーカーの発音に近づくんです

オーバーラッピングを繰り返していくうちにTOEICや英検のリスニング音声が以前よりクリアに聞こえてくるタイミングがやってくると思います。

成長が感じられやすいのもオーバーラッピングの良いところですね!

スピーキング能力UP

英語、特にコミュニケーションにおいてスピーキング能力は欠かせませんが、日本にいるとインプットした英語の知識をアウトプットする機会がどうしても少なくなってしまいますよね。

そこでオーバーラッピングでまずは声に出して英語を話すことで、初歩的な段階のアウトプットが可能になります。

さらに、10~20回と繰り返した文章は、英会話の場面で、自分でも驚くくらいすんなりと出てきます。

そのためにも、ただ音声に合わせて発音するだけではなく、事前にスクリプトを読んでしっかり意味を理解したうえで取り組みましょう。

リーディング能力UP

ネイティブの音声に合わせてスクリプトを読みあげるオーバーラッピングでは、ゆっくりと英文を和訳してる暇なんてありません。

つまり、オーバーラッピングを行っていると自然と、早く、和訳せず、読み返さず、英文の語順通りに読む訓練に繋がるので、リーディング能力も向上します!

ネイティブの発音、抑揚が身につく

ネイティブスピーカーの発音、スピード、イントネーションに近づける作業を繰り返すオーバーラッピングに取り組むことで、発音にも磨きがかかること間違いなしです。

また、子音の消滅や連結(リンキング)を理解することで、自分の発音とネイティブの発音との違いに気づけます。

この違いを理解することこそが成長への大きな近道です!

「自分の発音、全然ネイティブっぽくないなぁ。」とがっかりする心配はありません。

成長するチャンスに気づくことが出来たことに喜びましょう!

スマホなどのレコーディング機能を使ってみるのもおススメです!

【英語リスニング力をつける勉強法④】オーバーラッピングの注意点

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Image by Pexels from Pixabay

ただの音読にならないように

オーバーラッピングはスクリプトを用いて発音するので、どうしてもただただスクリプトを音読するだけになってしまいがちなのがこの勉強法の大きなリスクです。

「声に出して読むんだから音読じゃないか。」

と思う方もいると思います。

行う行為自体は音読なので正しいんですが、実はそのやり方で効果が180度変わるんです!

では、オーバーラッピングの際のNGの音読法と、みなさんに行ってほしい理想的な音読法とを比べて説明します。

NG:音声のペースだけを気にして、スクリプトに書いてある英文をただ読む

理想:音声と自分との違いを意識して、かつ英語を理解し感情移入して読む

違いをお分かりいただけましたか?

理想的なケースでは、耳、口、声帯、さらに思考と様々な神経を一度に機能させています。

たしかに初めは難しいかもしれませんが、先程説明したように、オーバーラッピングはそもそも1回でできるようにする勉強法ではなく、10~20回と繰り返すことで頭と体に浸透させる勉強法です。

何度も繰り返して理想的な音読に近づけていきましょう!

【英語リスニング力をつける勉強法⑤】オーバーラッピングのための教材・アプリ

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Image by Tumisu from Pixabay

TOIECや英検のリスニング問題

TOIECや英検のリスニング問題は、スクリプトを理解したうえで聞くと案外優しいものが多いです。

さらに、全て正しい語句や表現が使用されているため、リスニングだけでなく、あらゆる分野の英語学習に効果的でしょう。

問題が理解できるので、スコアアップに繋がりますね!

English Central

英語学習用の動画サイトで、スマートフォンのアプリもあります。有名人のインタビューの一部を切り取ったものなど、ナチュラルな英語が聞けます。

さらに、字幕付きスクリプト、一部分だけの再生機能、再生速度調節機能などオーバーラッピングにぴったりの機能も付いているのでおすすめです!

【まとめ】オーバーラッピングでリスニングに磨きをかけよう!

いかがだったでしょうか?

オーバーラッピングはリスニング、スピーキング、リーディングを一気に学習できる非常に有効な勉強法です。

1日15分でもいいので毎日コツコツ続けてみてください!

また、以前の記事と照らし合わせて、自分に合った勉強法を見つけるのに役立てていただけると幸いです!

ただ、「一人勉強するのは苦手だし、不安だ」、「実際にアウトプットしたい」思う人もいると思います。

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